ふろしきの用語集

■風呂敷
《風呂敷(ふろしき)》という名の由来は諸説ありますが、江戸時代、一般庶民の間に銭湯という文化が広がった際、着替えを包む布、またその布を敷いてその上で着替えなどを行ったことからそれを特注風呂敷と呼ばれるようになったという説が一般的です。 以来、オーダーメイド特注風呂敷は今で言うバッグ代わりとしても広く現代まで利用され続け、愛され続ける日本の伝統文化品でもあるのです。
■唐草(からくさ)
最も一般的でありオーダーメイド名前入れ特注風呂敷の代表的な柄の一つです。ふろしき全体につるが四方に伸びて際限なく広がるそのオーダーデザインは、長寿や子孫繁栄などを願うおめでたいものであるとされており、この模様は日本のみならず、世界中で古くから使われています。
■鮫小紋(さめこもん)
こちらもオーダーメイド風呂敷の代表的な柄の一つで、鮫の肌に似ていることからこの名が付いたとされています。細かい点で半円を描きされを重ね合わせたふろしき名前入れ製作デザインです。風呂敷以外にも着物など、日本の伝統文化品に使われることが多い柄です。
■麻葉(あさのは)
日本の代表的なオーダー風呂敷柄であり、和の雰囲気を醸し出す独特の模様として現代でも様々な場面で見かけることができます。正六角形を使った幾何学模様が麻の葉に似ていることからこの名前がつけられました。成長が早く丈夫な麻にあやかってオーダーメイド製作風呂敷以外にも子供の産着にも利用されています。
■巾(はば)
オーダー特注風呂敷のサイズは巾(はば)という単位で表すことが多くあります。一巾は約36cmとなります。また名前入れ制作風呂敷のサイズは必ずしも正方形というわけではなく、一辺が長い長方形のほうが伸縮作用が働きやすく使い勝手が良いというのが昔からの理由のようです。
■晒し(さらし)
その名の通り太陽の光に洗った特注製作ふろしき布を晒して、布自体の色合いを白くさせることを言います。
■生成り(きなり)
糸や名前入れ制作風呂敷生地本来の色合いのことを言い、色合いとしては少し黄みのかかった白色で、エクリュや、エクリュベージュとも呼ばれます。
■Illustrator形式(AI形式)
Adobe Systems社が提供するドロー系のグラフィックスソフトをIllustratorと言い、印刷製作業界では広く利用されています。そしてAI形式というのはそのIllustratorで書き出せるデータ形式の一つで、弊社でもオーダー特注風呂敷のオリジナルデザインをご入稿される際は、こちらの形式でお願いしております。また弊社ではこの形式以外での、例えばJPEG形式などでもご入稿は受け付けておりますが、その際は別途ふろしき制作デザイン変換料が発生する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
■JPEG
Joint Photographic Experts Groupの略で、一般的な静止画像のデジタルデータ形式の一つです。拡張子は.jpgもしくは.jpegが使われています。
■DICカラーガイド
DICカラーチップや単純にDICなどとも呼ばれる代表的なカラーガイドです。パソコンのモニター上だけでは色合いの相違が生じることがあるためデザイン製作データ入稿時、厳密な色指定を希望する場合にはこちらのカラーガイドを使い、色番号の指定をお願いしています。
■CMYK
印刷を行う際にこの4色でほぼフルカラーを表現する。Cはシアンで、Mはマゼンダ、Yはイエロー、Kはブラックと、それぞれの表され、略してCMYKカラーと呼ばれている。光の三原色に該当する、印刷の三原色であるCMYのみでは、黒の表現が上手く出来ない為、ブラックを足す事で、きちんとした表現を可能にしている。オーダーメイド風呂敷作成の際にも、通常はこちらでプリント名入れ印刷を行います。
■反応染料
反応染料とは、繊維内のセルロースと化学反応をおこして繊維状に固着する染料です。オーダー風呂敷生地自体が染められているので、水洗いや摩擦に対し耐久性を発揮します。
■分散染料
昇華転写をする際に使用される特殊インクは、この分散染料が使用されており、熱を加えると水と共に蒸発していきます。同時に、熱によって生地の分子構造が少しだけひらくので、そこに蒸発した染料がふろしき生地に入り込み、結合します。
■木綿
オーダー特注風呂敷は風合いが大変重要だと思いますが、その風合いを出している物の一つがこの木綿素材の特注生地です。綿素材などと言われる事があり、風合いや強度に優れています。
■テトロン
ポリエステル系素材の商品名として広く知れ渡っている、名前入れ特注製作生地素材です。特注風呂敷製作にも用いられています。
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