風呂敷トリビア

風呂敷のトリビアとして、明日から、もしかしたら役立つかもしれない、そんな情報をまとめました。直接、オリジナル製作には、関わりのない事柄を寄せ集めたものとなりますが、今後、ふとした拍子に、思い浮かべ、誰かに話して頂ければ幸いに思います。

●実は正方形ではない

激安風呂敷をオリジナル製作される方の多くは、その形状を正方形として認識しているお客様が多いのですが、正確な事を言えば、正方形ではありません。これは、使いやすさを考え、伸縮性を持たせる為、長さが幅よりも、わずかながら長くなっています。

僅かな大きさとは、1寸ほどで、2つ折りにしてみると、バランスが悪く折りたたみ難い事から、はっきり認識出来るかと思います。

風呂敷は、何か物を包む際に、対角線の角と、角を結ぶことが多くなります。長方形は、1辺が長いので斜めに引きあう力が生まれやすく、縛ると正方形よりも結び目の安定性が高くなります。その為、少しだけ長方形に制作されております。

●風呂敷は、反物の子供

現代では、あまり馴染みのない単位ですが、名入れ風呂敷作成は、日本に古くから伝わる『巾』を基準としたサイズで製作されます。これは反物の横幅、約34cmを基準としており、この横巾を『一巾』としている事から、派生しております。

なお、オリジナルオーダー風呂敷のサイズは、一巾から、七巾まであり、二巾、中巾ほどの大きさの物が、よく見掛けるサイズです。一巾が一辺、約34cm。その2倍の一辺、約68cmの二巾。その中間の大きさで、一辺、約45cmの中巾と言った感じになります。ちなみに、七巾ともなりますと、一辺約238cmになる計算になります。通常では、寝具一式を包む事に使われます。

●〇〇さんが使う風呂敷には・・・

風呂敷を手にし、職場へ向かう事で知られる検事さんが事件の資料やら、証拠やらをまとめて、それに包み、法定まで運んでいます。この時、気になる人は気になるポイント、そのデザインと、色合い。あれは、どういう経路で入手する物なのだろうか?

答えは簡単で、検察庁からの支給品だそうで、その為、風呂敷には、検察のマークがしっかりと名入れ印刷されております。なお、許容量の限界を超えているだろうと言う、資料を手にして現れる検事さんも少なくない等で、便利とはいえ、大変そうです。

●上下の2辺しか縫われていない謎

特注オーダーふろしきは、両端の縫製されていない、ミミと呼ばれる部分があります。これは古来より、変わらずに続く、仕様です。

その為、オリジナル作成された物ではなくとも、通常の風呂敷であれば、上下のみ、縫製を施し、ミミは残して制作致します。縫製されていないとはいえ、ほつれる心配が薄く、どちらが縦と横か、はっきりと区別出来る特徴を持っています。

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